中二病が治らない

そんな私の戯言です

過去を悔やむよりも

COVID-19の感染状況からして、大学最後の(おそらく人生最後の)長期休みに海外に行くことは無理そうだ。

 

結局自分の意志では一度も海外に行けなかったなぁ、とため息をつきながら、もっと前から別な行動をしていけば海外にも行けてたんじゃないかなぁ、なんて大学時代を回顧してみる。
サークルは途中でやめてしまい、アルバイトもほどほど、勉強もさほど真剣に取り組んでいたわけじゃなく、恋愛はからっきし。

何もやることがないしやる気もなかったから、昼間から授業にも出ず一人で散歩ばかりしていた。おかげで山手線の内側はほとんど歩き倒して地理関係は頭に入っているし、足の筋肉は今でもけっこう引き締まっている。

その散歩に費やした時間を勉強なり課外活動なりに充てていれば、今頃は社会の最先端で活躍しているんじゃないか、なんて空想する。

 

人は自らが置かれた状況について、自分の都合のいいように因果関係をこしらえる。
「今の自分がイケてないのは、ずっと無為な日々を過ごしていたからだ」
不本意な現状を受け入れたくないがために、過去の苦い経験やトラウマを持ち出しては、「自分は悪くないんだ」といって現実から目をそらす。

 

けれど、過去は変えられない。

自分をもっと好きになろうと思ったら、今を精いっぱい頑張るしかない。

単純なこと。

今を積み重ねて積み重ねて、そうしていつか未来のどこかで「ああ、散歩ばっかしていたあの頃も無駄ではなかったなぁ」と言える日が来るかもしれない。