中二病が治らない

そんな私の戯言です

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

口実としての教養

いつごろからか「教養」という語をタイトルに含む本が増えた。 「教養としての〇〇」に当てはめられる単語は、ほんとうに多岐にわたる。世界史、物理学、経済学、憲法、アート、プログラミング、落語、ワイン、ラップなんてものもある。 この手の本は買うこ…

待ち時間

ぼくが小学生だったころ、2000年代後半のyoutubeは、今よりずっと遅かった。 PCのスペックやインターネット回線の速度が今と全然違ったせいもあるが、1本の動画を観るまでに、だいたいその動画の再生時間と同じくらいの読み込み時間があった。今じゃ考えられ…

大人になってる?

平日は仕事が終わってから、ラジオの野球中継を聞きながら過ごすというのが日課になっている。概してプロ野球ファンという人種は贔屓球団の試合結果で機嫌の良し悪しが分かりやすく変化する。それはぼくとて例外ではなく、イヤフォンから流れてくる音声に一…

「わかりやすい」の危うさ

文章を書くとき、いちばん大切なこと。それは豊富な語彙でも豊かな表現力でもなく「わかりやすさ」だ。 簡易平明であること。小学生でも理解できるような内容であること。わかりやすいことは、何にもまして強力な武器になる。そこに「すぐ読み切れる」手軽さ…

チルダで塗りつぶせ

日本語の面白さは、その表現方法の多様さにある。 漢字・平仮名・カタカナの3種類の表記の使い方や、細かな言葉遣いの違いによって、言葉の使い手のキャラクターを巧みに表現することができる。 「今日は晴れだ」「きょうはいいてんきでした」「本日ハ晴天ナ…

訓戒

ときどき思い出す。 大学一年生の時、少しだけ記事作成のアルバイトをしてた時期があった。 当時サークルで仲の良かった人から紹介され、なんか面白そうだし、授業を受けながらでも稼げそうだからと、なんとも大学生らしい理由で引き受けた。 アルバイトとは…

つぶやきたい僕ら

高校1年生の時に初めてアカウントを作ってから今日まで、ずうっとTwitterが生活の一部に食い込んでいる。 久しぶりに会った友人からはよく「Twitter見てるよ」「最近あんま呟いてないね」みたいに、もはやTwitterが生存確認のファクターになっているみたいだ…

面白がる

誰かに自分のことについて説明するとき、「他人にあまり興味がない」という表現をよく使う。 誰が誰と付き合ってるとか正直どうでもいいし、おおよそ自分に関わりのない人間に貴重なエネルギーを使いたくない、みたいなことを併せて言っている。 ウソだ。本…