中二病が治らない

そんな私の戯言です

風が振り払うまで

幼い時からのネガティブ思考のせいで、しばしば漠然とした不安に襲われる。

marfy610.hatenablog.com

 

特に梅雨の時期は低気圧が続くせいで、毎日のように片頭痛に襲われている。体調の悪化はさらなるメンタルの不調を招き、ネガティブな想像を加速させていく。
こういうときに考え事をしても何もメリットはないので、最近はもっぱら頭を動かす代わりに、体を動かすことにしている。
特にジョギングがいい。Bluetoothをセットしてお気に入りの音楽を聴きながら、4~5kmくらいのコースを30~40分くらいかけてゆっくり走る。

もともと運動が得意なタイプではなかったうえに、中高生の時に一番嫌いなものがマラソンだった。そんな自分が今や好き好んで走りにいっている。
体育の授業ではクラスメイトと比較されたため、長距離走が遅いことは嘲笑の対象だった。けれど一人で走る分には比較する相手もいないのでずっと気楽だ。むしろ、止まらずに走れる距離が伸びたとか昨日より速いペースで走れるようになったとか、自分の小さな成長により自覚的になった。

 

しかし、走ることの最大の効用は別にある。
体を動かすことで、余計な思考が全て吹き飛ばされる。
ネガティブな想像も非現実的な夢も、走ることは平等に振り払ってくれる。

 

単調な有酸素運動を長い時間行うことは、セロトニンの分泌を促す。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、安心感や平常心への向上や、頭の回転をよくする効能があるのだという。
走る中で空っぽになったアタマに、セロトニンによって安定した精神状態と活性化した思考でもって、新しいアイデアを運んできてくれるのだ。

映画やドラマなんかで、主人公がイライラしたときにバイクに乗って当てもなく走るシーンがあるが、あれも同じだろう。
行き詰った頭の中を外の空気とスピードで吹き飛ばして、ポジティブな思考へと転化させる。

バイクほどのスピードはないけど、一歩一歩足を進める着実さが逆に良かったりする。