アイデア
書くことが何も思いつかない。
けれど、頭の中のイメージを文字に変換しているうちに何かしらいいアイデアが浮かび上がってくるだろう、などという根拠のない期待を抱きながら、iPhoneでフリック入力を続けている次第だ。ここまで書いたところで手が止まった。畜生。
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モノを作る、という行為は「いいアイデアが思いつかない」という悩みを抜きにしては為され得ないのだなぁ、と実感する。というか、もはやアイデアの枯渇に悩むことそれ自体が、創作の工程の一つに組み込まれているんじゃないか、なんて仮説を立ててみたりもする。
ずいぶん前に太宰治の随筆集みたいなものを読んだことがあるのだが、「書くことが思いつかない。しんどい。」としばしば愚痴っているのを見て、思わず笑ってしまった。
いわゆる文豪と呼ばれるような人でもこの問題からは自由になれないのだから、いわんや素人がネタに困らない、なんてことはあり得ないはずだ。湯水のようにアイデアがポンポンと出てくる、なんて甘い幻想は早急に捨てた方がいい。蟻がたかる。
解決策として最も有効なのは、普段からアイデアをいくつもストックしておくことだろう。そしてそのためには、普段からネタを積極的に見つける姿勢で生活を送ることが重要だ、とぼくは考えている。
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と、ここまで続けたところで、1日ほど中断を挟んでしまったことで、続きがなかなか思いつかなくなった。
アイデアは鮮度も大事だったりする。
「これはいい!」と思ったことはすぐ形にしないと、いつの間にか手元から確かに感じたはずの手応えみたいなものが消えてしまっている。
好機逃すなかれ、ということだろう。
というところで、続きはまたいずれ。