中二病が治らない

そんな私の戯言です

深夜テンション#1

気分を高揚させたいときに、よく聞く歌がある。


(歌詞)おジャ魔女どれみOP「おジャ魔女カーニバル!!」高音質

この歌、本当にすごい。どんな精神状態でも気持ちが前向きになる。
一度専門家に研究してもらいたい。絶対抗鬱作用ある。

 

有名なフレーズで「嫌な宿題は全部ゴミ箱に捨てちゃえ」ってある。凄い。
想像はしたことはあっても中々実現できることじゃない。リスクとか周りの目とか全く考えていない。自分の欲望に忠実だ。
こちらはマイナーだが、2番の歌詞は「痛い注射は柔らかいマシュマロにしちゃえ」だ。天才の発想。
宿題捨てるのはやろうと思えばできるけど、注射をマシュマロにするのは殊勝な芸当だ。おジャ魔女じゃないから。一般成人男性にできる所業ではない。しかもマシュマロという絶妙なチョイス。ドーナツでもアイスバーでもなく、マシュマロ。

 

問題はその後のフレーズ。

「そんなのムリさ 君は笑うだけ」

痛いくらいに突き刺さることばだ。
大人になるにつれて、荒唐無稽な夢を見ることを「非現実だ」といってやめてしまう。そこで留まればまだいい方で、しまいには夢や目標に突き進む人を見て冷笑や心無い言葉を浴びせる萎びた野郎になり下がる。
他人に冷や水を浴びせたって自分の価値が上がるでもないのに、ちっぽけなプライドと保身のために誰かを貶さないと、自分の無価値さを否定できない。
そんな自分自身を見透かされているような気がして、背筋にヒヤリとしたものが走る。

 

ぼくらはおジャ魔女にはなれない。
けれど、たとえ普通の人間にだって、しみったれた日常にひとかどの彩りを与えてくれる魔法が使えたっていいじゃないか。

例えば、痛い失敗ややらかしだって、仲間内で笑い話として楽しんでもらえれば、当の本人にとっては大きな救いになる。


失敗も敗北も挫折も、すべてコンテンツに変えてしまえ。
そうすれば、全て無駄じゃないって思える。
悔しさも屈辱も、笑い飛ばせ。

 

そう自分に言い聞かせながら、小さな傷の絶えぬ心に活を入れる。